オーストラリアの追憶 -境界性人格障害の彼女との【喧嘩】編-

こんにちは Ronin です!

オーストラリアに以前住んでいた時に、境界性人格障害 (別名:境界性パーソナリティ障害、BPD) を持つ彼女と付き合っていて、一緒に暮らしていました。

境界性人格障害は見捨てられる不安や、抑うつ感、虚無感など、情緒が不安定であることが症状としてみられます。

そのため、この症状を持つ恋人を持つ場合、相手の言動に振り回されたり、困惑してしまうということが良くおき、その結果激しく感情的なケンカが日常的に発生することが少なくありません。

そこで今回は、僕の経験も交えながらボーダー (境界性人格障害) の恋人を持つ場合のトラブル、「ケンカ」についてお話ししたいと思います!




ボーダーは魅力的?

恋人が境界性人格障害である場合、俗に言われる「メンヘラ」という言葉のように、様々な問題を引き起こす可能性があるため、一般的にはボーダーと付き合うことを避ける、というのが通常の考え方であると思います。

それでもボーダーの恋人とあえて恋愛関係を持つ人が少なくありません。

それにはボーダーが一見して魅力的に映る場合が多いということが関係していると思います。

外見もおしとやかで清楚な印象を受けることも少なくないですし、性格面でも相手に対して優しさと思いやりを持って接することが多く、そういう面では、ボーダーは恋人として考慮した際に、たくさんの良い点を持っていると言えます。

また、境界性人格障害を持つ場合、愛情欲求が強く、そのため付き合った相手に強い愛情表現を求めます。

このため見方によっては、自分がボーダーから非常に愛されていると感じることができるため、特に恋愛初期においてはドキドキした刺激的な高揚感を感じることができます。

しかしながら、ボーダーとの交際がしばらくすると、徐々にそのメッキが剥がれ、問題行動が現れてくるようになります

そして心身の疲弊を伴うケンカを繰り返さなければならなくなってしまいます。

 

ボーダーとのケンカ【嫉妬】

一般的に境界性人格障害は「見捨てられ不安」を抱えていて、相手が自分を嫌いになってしまう、または必要では無くなってしまう、ということに不安に感じています。

そのため、メールの返信が彼女 (彼氏) が求めるものよりも遅い、他の異性と話 (LINE, メール) をする、他の異性 (芸能人等を含む) の話をするなど、ちょっとしたことでその不安が強くなり、傷つきます。

そして、一端不安になり傷つくと、今度はそれを感情的に相手にぶつけるようになります

「何で連絡返してくれないの?」、「他の女 (男) といたんじゃないの?」、「じゃあ、その人と付き合えばいいじゃん?」、「裏切ったね、別れる」等、こちらも傷つき動揺する言動をしてくることが多く、説明したり、言い返したりしているうちに大きなケンカに発展してしまいます。

また、ボーダーは承認欲求が強い場合が多いので、自分では相手に他の異性と話したり遊んだりしないように常に言ってくるのも関わらず、自分では他の異性に連絡したりひそかに会って浮気をするということも少なくありません




ボーダーとのケンカ【自傷行為】

境界性人格障害である者は、自分をカミソリ等で切りつけるなどの「自傷行為」を行う傾向があります。

強い抑うつ感や虚無感に襲われた際に、自分自身を傷つけてしまうということが多く、それらの傷を見るのは心が痛みますし、何かボーダーと口争いしたためにそれがきっかけで自傷行為をするパターンもあります。

その際は、「自分のせいで自傷行為をしてしまった…」と罪悪感を感じてしまう可能性も高いですし、実際に「こんな風になったのはあなたのせいだ!」とボーダーから責められることも良くあります。

ボーダーは相手の感情を扇ぎ立て「操作する」ことに長けている場合が多く、このように自分自身が陥っている問題を周りの責任に転嫁して攻め立てることがあります。

そのため、ボーダーとケンカをし、そして自傷行為を目の当たりにし、「これはあなたのせいだ!」と言われ続けることで、自己嫌悪や強い罪悪感をこちらが覚えることになります。

 

ボーダーとのケンカ【家出】

境界性人格障害の症状がある場合、その症状が深刻であればあるほど、冷静に物事を話し合うことができなくなります。

ボーダーが感情的になりケンカとなった場合、中には家から飛び出してしばらく帰って来ない、ということがあります。

僕が付き合っていたオーストラリアのボーダーの彼女は、お互いが感情的になって言い争いになると、荷物をスーツケースに入れて家を飛び出す、ということがあり、付き合っていた1年半ほどの間だけでも何度もありました。

数時間して帰って来る場合もありましたし、近くのホテルに泊まって一晩中帰らない時もありましたし、両親のいる実家に2週間ほど突然帰る…ということも何度もありました。

このようなことが続き、お互いが感情的になると、「また家出するのではないだろうか…?」という不安、恐れが僕に襲ってきて、どんなに理不尽だと思っても、ケンカしたくないため言いたいことが言えない…という状況が生まれていました。




ボーダーとのケンカ【暴言・暴力】

以前の記事でも触れたのですが、ボーダーは非常に感情的になりやすいため、中には相手を罵るような暴言を吐いたり、酷い場合には暴力をふるってくることがあります。

オーストラリアの追憶 -境界性人格障害からの【被害】編-

2018.12.14

ボーダーラインの厄介な所は、暴言や暴力をせず感情的になっていない時は、思いやりがあったり優しい態度で接して来るということです。

これには物事を白か黒か、で決める二極思考が関係していることが多く、相手を理想化し「最高の相手」だと思ったり、もしくは何か自分に不都合なことがあると今度は一転して「最悪の相手」であると思うような傾向が、ボーダーにはあるためです。

普段の優しく穏やかな様子を見て、「ケンカすると手が付けられないけど、やっぱりいい子だからな…」と思いズルズル別れられすケンカをする度に暴言や暴力を振るわれてしまう…という状況も起きなくありません。

また、境界性人格障害の相手との関係は、「共依存」関係を引き起こしてしまうことが多く、そうなってしまうと今度はボーダーが感情的になることを逆に求めてしまうようになるので、恐ろしい関係性であると言えます。

 

エスカレートするケンカで警察が来るまでに

僕とオーストラリアのボーダーの関係は、付き合いが3ヵ月くらいになったころから次第に激しく感情的になっていきました。

その頃は僕も今より境界性人格障害の症状が強かったため、自分自身でもあまり感情を抑えることができず、それがより事態を悪化させるということに繋がりました。

お互いに感情的になって叫び合う…ということはしょちゅうでしたし、ケンカをきっかけにボーダーの彼女が家の浴室に籠って、手首や肩をカッターで無数に切りつける…ということもありました。

大きなケンカが何度も、何日も続いたある日、ボーダーの彼女がこれまでないほどに感情的になってしまって、数分間大声で泣き虫叫ぶ…ということがありました。

その後、「手首を切るぞ!」と持っていた包丁を手首にあてて、自傷行為をすると僕に脅し、しばらくしてから家を突然出ていきました。

僕らは当時アパートのような所に住んでいたのですが、ボーダーの彼女が泣き叫んでいるのを聞いた近所の人が警察に通報をしたため、数人の警察官が部屋の中に入って来て、僕に事情の説明を求めました。

彼女は家を飛び出したばかりで、それ事情を警察官に説明すると、すぐさま外で捜索が開始され、しばらくしてボーダーの彼女が警察によって保護される…というような事件となってしまいました。

このように、ボーダーとの関係では、ケンカがエスカレートすると警察や他者を巻き込んだものになりかねません。

僕はこの頃は心身ともに疲弊しきっていて、もう彼女との関係を続けていくのに限界を感じていました。

 

最後に

境界性人格障害がある場合、「相手の立場に立って物事を考える」ということが難しいことが多いです。

そのため、こちら側が誤解を解くためにたくさん説明をしたり、自分がどのように傷ついているということを伝えても、「あなたが悪い!」と一方的に解釈し、冷静に話し合いができないことが多いです。

その場合は、「これはボーダーの傾向だから仕方ない」と割り切る姿勢も時には大切です。

もし、こちら側が改善できること、または何か相手を本当に傷つけるようなことをしてしまった場合はそれを認め、聞いてあげる、ということが重要です。

そうすることで、争いがそれ以上発展することを防ぐことができます。

しかしながら、ボーダー、もしくはこちらの感情が高ぶりすぎて抑えきれないレベルに達した場合は、一時的にその場を離れるなどして、冷静になってからもう一度話し合いを行うということが必要になってきます。

改善がどうしても見込めないと判断した場合は、「別れる」という選択肢を真剣に考えなければいけないと言えます

それではまた!




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