オーストラリアの追憶 -共依存のボーダー彼女との【壮絶な別れ】編-

こんにちは Ronin です。

僕は以前オーストラリアに長期滞在をしていましたが、そこでオーストラリア人の彼女と一緒に暮らしていました。

彼女は、境界性人格障害 (別名:境界性パーソナリティ障害、BPD) という精神障害を持っていたために、見捨てられる不安や、抑うつ感、虚無感など、情緒が非常に不安定であったため、些細な出来事をきっかけにして感情が抑えきれなくなり、叫んだり、自傷行為を行うなどし、彼女との生活は気を休めることのできない、緊張感のあるものでした。

これまでもこのブログにて、この境界性人格障害の彼女についてお話しをしてきました。

オーストラリアの追憶 -ボーダーの彼女【出会いと悲劇のトラウマ】編-

15/10/2018

今回は、彼女との【別れ】についてお話ししたいと思います。

そして、今回が境界性人格障害との彼女との体験についての、実質上最後のお話しになると思っています。




激しい【共依存】関係が続く

ボーダーの彼女の違和感に気付き始めたのは、正式に付き合い始めてから3カ月程してからでした。

付き合い始めてからすぐ同棲をしていて、一緒に過ごす時間が多いのにも関わらず、境界性人格障害の目立った症状があまり見られなかったのは、彼女の中で意図的にそれを僕に見せないようにしていた部分が多いのではないかと今では思います。

それまでもケンカをすることはありましたが、3カ月程過ぎてからはケンカをすると感情が抑えられなくなり僕に対して怒り狂って叫んできたり、または特に大きな出来事が何も無いのにも関わらず気分が落ち込み泣き始めたり、酷い時には僕に八つ当たりしたり、手首を切るなどの自傷行為を行うことがありました。

そんな彼女の状況に最初は戸惑いどうして良いか分からないことが多かったのですが、それでも彼女の事が好きだったため、非常に不安定な関係にも関わらず交際を続け、やがて「彼女は僕がいなければいけない」、「僕が助けてあげるんだ」という気持ちが芽生え、ついには彼女が自分を必要としていることを感じたいと思い始め、彼女が精神障害であるということを必要としてしまうようになりました。

いわゆる「共依存」の始まりでした。

オーストラリアの追憶 -境界性人格障害の彼女との「抜け出せない共依存」編-

14/11/2018

激しい口論をする度に、お互いに何度も別れようと試み、彼女が実家に帰ったりしたこともありましたが、お互いに好きという気持ち以上に、お互いに対しての依存 (共依存) が強すぎて、誰の目から見ても破滅的でお互いに傷つけ合う恋愛関係であったにも関わらず、ズルズルと脱け出すことができない状況が続いていました…。

 

ボーダーと別れるのは大変か

境界性人格障害の恋愛において切っても切れないものと言えば、やはり「依存」であると思います。

精神状態が安定せず、憂鬱感、虚しさ、虚無感等を頻繁に感じているため、生きること自体が苦しく、価値を見いだせないという人たちが多く、そのため恋愛対象になった相手そのものに生きる意味を見出そうとしてしまう傾向があります。

常に相手と一緒にいたがったり、付き合い始めてから日が浅いのに一緒に暮らしたがったり、もしくは結婚をしたがったりするのは、この特徴に関係していると思われます。

そのため、特に精神障害等が無い人たちにはその言動が「重く」とらわれたり、嫌悪されてしまうという結果になってしまうことも少なく無く、それが原因で別れを告げられるという、ボーダーが一番恐れる「見捨てられる」という状況を引き起こしてしまうことがあります。

ボーダーを恋人に持つ人たちには、フラれると彼女/彼氏が非常に悲しんだり、気がおかしくなったり、自傷行為を行う可能性が高いことを知っているため、中々自分が別れたいと思っていることを告げられず、どうして良いか分からないという人も少なくないです。

そして、その関係がズルズル続いてしまうと、最悪の場合僕が経験してしまったような、「彼女は僕が助けてあげるんだ…」、「僕がいなきゃだめなんだ」という発想に変わり、それが「共依存」を引き起こしてしまうという最悪の結果に繋がります。

そうなる前に、別れたいと心底感じている場合であれば、辛い気持ちを抑え、彼女/彼氏にはっきりと別れを告げることが大切です。




終わりの始まり

オーストラリアに滞在していた時間は、合計で約1年半ほどでしたが、その間に何度も住む場所、住む都市を変え生活していました。

これには、せっかくオーストラリアに来たから様々な都市を体験してみたい、といった理由では無く、ボーダーの彼女が物事が上手く行かなくなったり気分が落ち込むと、それを周りの環境のせいにして環境をその都度変えようとしたという背景があります。

シドニーで出会った僕らは、一度ブリスベンに引っ越し、その後メルボルンへと移りそこで比較的長い期間暮らしていました。

引っ越したばかりの時は心機一転で新しいスタートを楽しんでいた彼女ですが、しばらくすると他のどこの都市にいても経験していたような憂鬱感に襲われ、そこから派生し僕と口論を頻繁にするようになっていきました。

そして、口論を通り越し、やがてお互いにほとんど話をしないという状況になっていきました

それは話をしないというよりは、彼女の憂鬱感が非常に強くなり、故意に僕と接触することを避けようとしているものでした。

彼女は日中どこかに出かけていて、行き場所もほとんど僕に連絡することも無く、メールなどの返信もほとんどありませんでした。

夕食時になると連絡して来て一緒に食事はするのですが、食事を済ますとまた彼女の憂鬱が始まり、僕を無視するようになっていました

二人にとっても、もう関係を続けて行くことはできないということは明確でしたが、それでもお互いに依存関係であることは変わらず、別れてしまえばどんなに辛い気持ちが待っているかということも明らかでしたので、別れを決断できず、共依存と憂鬱という現実の泥沼から抜け出せない状況でした

それでも今になって言えることは、そのような状況にありながらも、二人ともすぐそこにある別れをどこかで感じていたのではないか、と言うことです。

 

人としての無責任さが露呈

お互いにほとんど口をきかない (というか彼女が僕を一方的に無視する) という状況がしばらく続いたある日、些細な出来事で口論に発展することがありました。

彼女は非常に興奮して、「もう家を出る!」と言い出し、僕のいる目の前でスーツケースに荷物をまとめ始めました

このようなことは以前もありましたし、僕がいつも「行かないで!」と引き留めていて、そのような僕の傾向、性格を彼女は知っていて、僕に引き留められるのを期待しているのだろうと思ったので、あえて何も言わず、止めることもしませんでした。

しかし彼女は本当に家を出て、実家のあるシドニーに帰ってしまいました。

彼女が出て行ってから僕は何度もメールや電話をしたのですが、しばらくの間は全く返信が無く、翌日になってやっと返信があり、「もう戻らない。そこで一人自分のしたことを悔いればいい」と言い放ちました。

僕は何度も何度も帰って来て欲しい、こういう別れ方は納得ができないと伝えました。




しかし、彼女は「もう戻らない。自分の国へ帰ればいい」という一点張りでした。

僕は基本的に、彼女と過ごす目的でなければオーストラリアに住むつもりはありませんでしたので、彼女が戻らないならば、彼女が言うようにオーストラリアを離れようと考えていました。

そうなれば引っ越しのための準備、手続きなど、二人共同で一つの家で暮らしていたのにも関わらず、それらを僕一人でやることになります。

また、当時二人でウサギを買っていたのですが、無責任に動物を残して逃げることをどうか思わないのか?、ということを何度も聞いても、それについては触れようともしない態度でした。

結局僕は帰国することを決め、引っ越しに関する全ての手続き、そしてウサギの新しい飼い主を見つけるという作業を一人で行い、日本へ帰る代わりに、兄がいる台湾へ行くことになります。

 

彼女の裏切りと終焉

台湾へ着いた僕は、自分の生活を一から立て直そうとしていました。

それでも共依存であった相手から離れ離れになってしまったため、精神的にはボロボロの状況で、やはりボーダーの彼女と過ごせないことが苦痛で仕方ありませんでした。

僕と彼女はしばらくしてまた連絡を取るようになり、「会いたい」、「寂しい」などとお互いに言うようなこともあり、何とか一緒に暮らせる方法は無いものかと考えたりもしていました。

僕は台湾に来てからは兄のつてで、ある会社で働き始めていて、「金銭的に準備をしてからまた一緒に過ごせるように頑張ろう!」と決意し、彼女もそれに同意していました。

しかしながら、連絡しても彼女からの返信の頻度はまちまちで、一日に数回というものが一日に一回、やがて数日に一回というように減っていきました。

そしてやがてそれは一週間、二週間と連絡が返って来ない状態へと変化して行きました。

何度連絡しても返って来ない彼女からの返事。




そんなある日、何気なく彼女の名前をインターネットで検索して見ると、一人のオーストラリア人のインスタグラムの写真に行きつきました

そこにはその男性の部屋と思われる場所で、明らかに恋人関係であるというような撮り方で、その男性とボーダーの二人で撮った写真が載っていました

掲載された日付を見ると、彼女が去った後、僕がメルボルンに一人で滞在している時のものでした。

その写真以外にも、その男性と一緒に過ごしている時に撮ったであろう写真や動画がその男性のインスタグラムに投稿されていました。

僕が傷心の中で引っ越しの手続きや、ウサギの新しい飼い主を探したりしている時、僕が台湾で働いて何とか二人の明るい未来を持ちたいと夢見ていた時、彼女は「会いたい、寂しい」と言いながら、その男性との関係を持っていたことになります。

 

最後に: ボーダーには気を付けて

彼女とその男性の写真を見つけた日の事は今でも鮮明に覚えていて、当時兄と一緒に暮らしてた僕は、写真を見つけたことを兄に打ち明け、朝までお酒を飲み、泣いていました。

ショックのあまり数日間はまともに眠ることもできなく、人生の中で最も傷ついた経験の一つだと言えます。

写真を発見した数日後、僕は彼女に写真を見つけたこと、そして正式に別れたいことを告げました。

彼女は悪びれる様子が全くなく、挙句の果てに「何故別れなきゃいけない?」、「あんたがこうしたんだ」と全てを僕のせいにする言動を取ってきました。

僕は裏切られたショックだけでなく、もう彼女を人として尊敬することが出来なくなっていて、何を言われても一方的に別れ告げ、そして僕らはそれから連絡を一切取らなくなりました。

僕の経験から言えることは、ボーダーにはやっぱり気をつけてということ。

彼女/彼氏らは自己中心的である場合が多いし、中途半端な気持ちでボーダーが苦しんでいるものを理解しようとその関係に甘んじると、自らの人生を破綻させてしまう結果になりかねません。

彼女とのオーストラリアの記憶は、とりあえずここで一先ずまた、そっと心の隅に置いてしまっておこうと思います。

彼女と別れてから、数年の月日が経ちますが、たまに、「彼女もそのオーストラリアの記憶を、思い返すことがあるのだろうか…」と、ふと思うことがあります。




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