「全ては自分のせいなんだ…」【自責の念】の原因と解決

こんにちは Ronin です!

誰でも何かにつまずいたり、失敗をしてしまった時は、後悔をしたり、「何でもっとできないんだ…」と自分を責めてしまうということがあります。

自分を責めてしまうこと (自責) は、必ずしも悪いことばかりとは限らず、責任感や罪悪感、恥じらいなどの感情を持つことで、失敗から何かを学んだり、他者を傷つけることを避けたり、他者に共感できるようになれるという面もあります。

その一方で人によっては、自分が原因となった訳では無く、客観的に見ても責任や恥じらいを感じる必要が無い事柄に対しても、頻繁に自分を責めてしまう…という場合があり、そのような自責の念は健康的では無く、自らの心を傷つけてしまいます。

そこで今回は、そのような止まらない自責の原因と、その克服についてお話してみたい思います!




自責の原因 -HSPとの関係-

多くの精神的な問題がそうであるように、自分を過度に責めてしまう原因には、幼少期の経験が関係している場合が多いようです。

それが性的または身体的な虐待といった極度のものから、愛情の欠如といったものまで、トラウマ的な体験をした子供は、痛み、怒り、裏切り、見捨てられ、拒絶などといった感情を感じることが出来ないという場合があります。

特に、家族の一員が自分を傷つけた場合、その家族に対して怒りの感情を持つことが難しい場合が多いようです。

もしそれらの感情を感じることが出来たとしても、そこから回復し立ち直っていく、というための正しい解決策を持ち合わせていないことがほとんどです。

子供の精神は発達途中であり、世界が自分たちの周りを中心に動いていると捉える傾向があります。

そのため、周囲で何か問題が起きると、特に心優しい子供は自分たちがその問題にどうにかして関わっていると考えるようになり、それらを「自分のせい」だと考えてしまいます。

例えば、両親がケンカをしている場合は、(ママとパパがケンカしている。きっと自分のことについてだ。何か悪いことをしたかな?どうしてママとパパは僕を好きじゃないんだろう…) といったように感じてしまうことがあります。

幼少期に形成されたこの思考パターンが大人になっても持ち越され、備わってしまうと、同じく無意識のまま周囲で起こる問題を「自分のせいである」と捉えがちになってしまいます、

それは人生を「傷ついた、幼い子供の目」で見るということであり、そこには「痛み=私が悪いことをしている」、「痛み=私が悪い」、「痛み=私には愛される資格が無い」、「痛み=私には責任がある」という自責の念の思考が存在しています。

また、特に、HSP (Highly sensitive person, ハイリー・センシティブ・パーソン) と呼ばれる、 周りからの刺激、現象に対して非常に敏感な人たちは、その敏感さ故に、より周囲で起こり得る出来事を察知し、それらを「自分のこと」として捉えてしまう傾向があります。

「HSP (ハイリーセンシティブパーソン) 」診断 【12の特徴】

19/04/2019

 

自分を傷つける

抱えきれないほどのフラストレーションや「痛み」を持つと、それらを処理するはけ口として、他人を傷つける、もしくは自分自身を傷つけるという行動を取ってしまうことがあります。

HSP である場合は、ほとんどが自分を傷つけてしまう傾向にあるようです。

自分を傷つけてしまう際の行動は、主に以下のようなものとなります。

「自己を傷つける」行動

・自責

無意識のレベルにおいて、自分のことを最悪、酷い、愛される資格が無い、間違っているなどと考えます。例えそれが、他者が彼らの痛みを表現しているものであっても (自分に直接的に非が無いものでも) 、何か問題が起きる度に自分自身を責めます。

・暴飲暴食

暴飲暴食は自己を傷つける行為の一種となりえます。その場合、過食は自分への「罰」を与えている行為であると言えます。その際、自分に対して、「お前は何て狂い乱れた存在なんだ」などという言葉を浴びせます。

・自分を切りつける、叩く、もしくは自分自身に侮辱的な言葉を浴びせる

・この世に存在していたくないような気分になる、または自分自身に対して「自分なんか生まれなければ良かった」などと言う

(参考: human(kind)ness “How to free yourself from self blame (especially if you’re an HSP)”  )




過去への自責の念が抑えられない

このブログでも何度かお話をしたことがあるのですが、僕が幼い頃 (三歳頃) から、母親とほとんど一緒に過ごすことができませんでした。

それは、一年間に合計で一か月間程しか母親と過ごせないというものであり、そのような生活が16歳頃まで続きました。

そのため、特に小さい頃 (10歳以下の時) は、母親がいなくて寂しい気持ち、そして、母親の愛情が欲しい気持ちをどのように処理したり、表現したりすれば良いのか分からない、という幼少期を過ごさなければなりませんでした。

僕は、自分が原因では無いことに責任を感じたり、罪悪感を感じたりして自分を責める傾向が顕著にあるのですが、これには少なからず、幼少期の体験が関係しているのでは無いかと考えています。

また、僕は HSP (ハイリー・センシティブ・パーソン) であり、周囲からの刺激や情報に非常に繊細であるため、その特徴も関係している可能性も高いです。

僕は過去の出来事について自分を責め続けてしまいます。

特に無意識に頭に浮かんできて辛くなってしまうのは、亡くなってしまった大切な家族のことです。

家族が病院で苦しんでいた時のこと、まだ元気にしていた時のことなどを思い出しては、「自分は何て無力なんだ。」、「自分は何もしてやれなかった。」などといった感情に襲われて、酷い時には自分を傷つけるような言葉を自分自身に投げかけてしまいます。

もちろん直接的に僕が亡くなってしまった家族を苦しめた訳では無いため、責任や罪悪感を感じたりする必要が無いと言えるのですが、この自責の念は深く、拭い去ることが出来ないのが現状です。

そして、自分を責めることが、亡くなった家族へのせめての罪滅ぼしだと思う感情さえあります。

 

自責を克服するために

自責を克服するには、専門家によるセラピーが最も効果的であると言われています。

僕も実際ロンドンに来てから、自分を責めること、自分に対して過度にプレッシャーを与えてしまうことを改善するためにセラピーを受けたことがあり、ある程度の効果がありました。

また自分自身でも行える自責改善の方法として、責めることをやめる項目を以下にまとめてみました。

責めることをやめる項目

・自分の感情を責めない

もしもたくさん泣いたり、たくさん心配したり、または何かにたくさん熱中しているとしても、感情に関しては「多すぎ」ということはありません。これを早く学べば学ぶほど、感情的に健康的になれます。

・他人から拒絶されたことで自分を責めない

例えば、誰かが自分の髪型や、政治的見解、もしくは自分という在り方そのものが好きでは無いとしても、それは自分のせいではありません。自分の最も自然な形で振る舞いが、唯一自分ができる在り方です。私たちの人生に関わる権利がある人たちというのは、私たちのあらゆる側面を受け入れてくれる人たちです。

・小さな失敗で自分を責めない

大きな失敗であれ、小さな失敗であれ、失敗したことで自分を責めない。私たちは人間であり、失敗することもごく自然なことです。私たちが他者のミスに寛容になれるように、自分自身に対しても寛容であることが大切です。

・他人の置かれてる状況を見て自分を責めない

自分の状況と他人のものを比べるのをやめましょう。他人が持っているものを持っていないから、ということから来る恥じらいの気持ちを抱えることは容易ではありません。




・好きなことに罪悪感を感じて自分を責めない

デートをしたり、毎晩瞑想をしたり、美味しいものを食べたり…。好きなことをしている時間を楽しむことは大切で、罪悪感を感じたり、隠す必要はありません。

・不得意なことがあっても自分を責めない

人によっては生まれつき手先が器用でモノ作りが得意な人がいます。または、人と話すのが得意でコミュニケーション能力が高い人がいます。人生は失敗と挑戦の連続です。自分に備わっているユニークな部分にフォーカスして、不得意なことがあっても自分を責めないようにします。

・終わった恋愛関係 (婚姻関係) で自分を責めない

恋愛関係で私たちは何かを学びますが、出会う人たちの中には、いつまでも恋人関係であるべきではない、という人たちがいます。

・過去に起こった出来事で自分を責めない

私たちが唯一出来ることは、前に向かって進んでいくことです。過去に起こった出来事に囚われて自分を責めることを止め、今この瞬間に生きましょう。

(参考: LIFE “12 things to stop blaming yourself for” )

 

最後に

自責の念が強い人たちは、何か悪い出来事が起こるたびに、それを自分のせいだと責めてしまう傾向があります。

恋人や家族などとトラブルが起きたりケンカをしてしまう時は、ついつい自分が全て悪いと思ってしまうあまりに謝り過ぎてしまう…ということがあるかもしれません。

言い争いのケンカなどは、お互いに原因があることが多いですし、客観的に見て自分が謝る必要がある時は申し訳無さを示す必要がありますが、自分の自尊心を無くすレベルまで過剰に謝る必要はありません

自責の念に苦しんでいる人は (僕自身も含め) 、もっと自分の人生、自分の幸せを優先して良いと考えています。

それではまた!




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