「もう限界…」長い海外生活の憂鬱と日本へ帰りたい気持ち

こんにちは Ronin です!

海外へ憧れ日本を飛び出して、留学、または移住を志す人は少なくありません。

または国際結婚、家族の海外転勤による帯同によって海外へ移らなければならなくなる、という場合もあります。

海外での生活によって、現地の語学を身に着けることができるということだけではなく、これまで触れることがなかった文化に触れたり、新しい人との出会いを経験することができます。

しかしながら、海外生活によってストレスが溜まりうつ病になってしまったり、日本に帰国したいという強い思いが消えない、いわゆるホームシックに苦しむという人たちも少なくありません。

そこで今回は、「海外生活の闇」とも言える海外生活での憂鬱についてお話ししたいと思います!




長期滞在者の憂鬱

学生としての語学留学であったり、ワーキングホリデービザでの海外生活であれば、基本的には1、2年などの期限付きで海外生活を送ることになります。

現地に到着したばかりであれば言葉もままならない場合も多く、また現地のことが良くわからず、知り合いもいないため、「本当にこれからやっていけるのだろうか…?」といった不安に襲われながら生活しなければならない場合が多いです。

しかしながら、意外にも多いのが10年、20年という長期で海外に滞在している人たちの中にも、現地の生活が嫌でストレスが溜まり、追い詰められてしまっている人たちがいるということです。

僕はオーストラリア、台湾、イギリスとこれまで移住してきたのですが、そのように心の中では海外生活に嫌気がさし、もう日本に帰国したくてしょうがない…という長期滞在者に何度か遭遇してきました。

長い年月をかけ現地の生活にも慣れ、現地の言語もほぼ不自由なく理解し話せるような人たちがそれでも「もうこの国には住みたくない…」と思ってしまうのは一体どうしてなのでしょうか…。

 

海外生活特有の問題

清潔、良いサービス、質の高い生活環境、礼儀作法、美味しい食べ物…など、日本は生活する上で非常に優良な要素を備えている国です。

僕自身も日本が大好きですし、その国を想う気持ちはこうして日本を離れるとやはり益々強くなっていきます。

海外に来たばかりというのは、それが例え国際結婚のために、海外へ来ざるを得ない、とような状態であったとしても、ある意味で「よし新しい国、環境で頑張るぞ!」という意気込みのようなものがあります。

その環境、言語になれようと必死ですし、そういった意味では毎日が刺激的であると言えます。

現地の食事、観光など堪能したり、海外生活を満喫できる反面、治安の悪さ、マナーの悪さ、サービスの悪さなどが段々目に付くようになってきて、どうしても日本と比較をしてしまいます。

もちろん、海外生活を長期的に行っていくにはこれらの悪い点にも目をつぶって我慢していかなければならないということになるのですが、どうしてもそれはストレスとして徐々に蓄積されていきます。

特に食事は大きな問題といえ、毎日生活して行く上で食べ物が合わないというのは非常に大きな問題となります。

僕の住んでいるイギリスは食事があまり美味しくないと悪い評判がありますし、アメリカなどでは食べ物のサイズが大きく肥満の元になりそうな食事スタイルで、日本食のように野菜と魚でバランスの取れた繊細な料理に慣れている私たちにとっては辛いものがあるのも事実です。

また、ロンドンやサンフランシスコのように、特に日本人が多く住む海外の都市では日本人のコミュニティが多数あり、「海外で生活しているのに、日本にいるような村社会に巻き込まれるのがウンザリ…」と感じている人も少なくありません。

海外生活、というある意味特殊な環境で、日本人と関わっていくことが非常に大きなストレスになってしまっている人も多いです。




もう英語も喋りたくない

蓄積されてしまったこのようなストレス、憂鬱は、心身へと悪影響を及ぼし、海外生活を苦痛なものとします

僕がこれまで出会った日本人の女性で、海外生活を20年以上行っている人がいました。

現地の男性と結婚していて中学生くらいになるお子さんもおり、現地の友達も多く、現地の企業に勤めていて、非常に西洋化されていて、傍から見たらいかにも「海外移住の成功例」というようなステータスを身に着けている人です。

しかし、そのような表向きの成功とは裏腹に、彼女は海外生活に非常にストレスを感じウンザリしていて、職場、家、その他どこへ行っても聞かなければいけない英語を聞くことさえも苦痛に感じている…ということを僕にポロっと話したことがありました。

日本へ帰ることをいつも考えていますが、それでも旦那、子供の問題など、現実を考えると中々簡単には決めることができず、唯一の気分転換は、週に2日ほど自室に籠る時間を作り、英語を聞かない、話さない、という環境を作るということだそうです。

彼女のように、表向きでは海外生活を堪能しているように見える人でも、内心は現地の生活を苦痛に感じている人は少なくないのではないかと思います。

 

人は元の姿に戻っていく

僕は、男性が派手なメイクや服装をして、激しいロックミュージックを奏でるというスタイルの、いわゆる「ビジュアル系バンド」が好きで、自分自身もそのようなバンドを大学時代にしていたことがあります。

ビジュアル系バンドはデビューしたばかりの頃や、初期の段階というのは、非常にメイクも服装も過激なものが多いのですが、年数が経つにつれてより自然な、落ち着いた格好、服装になっていくことがほとんどです。

これには年齢的に、ある意味前出て行こうと尖っていることに加え、インパクトを与え人から認知してもらうという目的も働いています。

海外生活を始めたばかりというのは、「現地の生活に慣れなければ」、「現地の言葉を覚えなければ」、「知り合いを作らなければ」など、とにかく必死で、ある意味本質的な自分の姿を押しのけてまでも、その環境に適応しようとします。

イギリスやアメリカなど特に、日本とは文化や環境が大きく違うため、自分をある程度現地人のように振る舞わせる (≒西洋化させる) 必要があると判断し、そうしている人も多いと思います。

しかし、そうしたものが10年、20年、もしくは30年と続いていった場合、その押しのけてしまった本来の自分の姿というのが、反動的にストレスやフラストレーションとして蓄積されてしまうことは容易に想像できます。

一度は本質的な自分を押しのけても、人は月日が経つと共に自分本来の在り方に近づき、戻っていくのではないかと思います。

生まれ育った国の料理が美味しい、母国語の日本語が一番落ち着く、日本の土地は安心感を与えてくれる…。

それは、派手なメイクや服装をしていたバンドが、時の経過と共により自然で洗練された形へと変化していくようなものなのかもしれません。




最後に

ワーホリや語学留学など、1年間ほどの海外生活とは異なり、10年単位で海外へ長期移住するということは、非常に大きな人生の選択と言えます。

僕が日本を離れてから、7年ほどの歳月が既に流れましたが、日本を恋しく想う反面、もし今日本に戻って新しい生活をするとしたら、海外生活へ慣れすぎているために、日本でやっていけるのだろうか…という不安に駆られてしまうことがあります。

それはある意味、自分はヨーロッパ人でもなく、そして日本の生活もいまいち分からなくなってしまったような感覚があり、どこにも属するところが無い、という感覚に近いものです。

それではまた!




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