ロンドンの美術館で感じる英国皇室とロシアの歴史!…「ロシア」展覧会

こんにちは Ronin です!

イギリスの歴史は、ヨーロッパ諸国との歴史と深く関わりがありますが、意外にもロシアと歴史的に深い交流があり、その事実はあまり知られていません。

ロンドンのバッキンガム宮殿内にある、クイーン美術館にて、「ロシア」をテーマにした美術品の展覧会が開かれており、先日その展覧会へ行ってきました。

そこで今回は、現存する歴史的な美術品を通して、両国の歴史に触れることができる、ロシア展覧会についてお話ししたいと思います!




英国とロシアの皇室関係

16世紀からの両国の交流

ロシアとロマノフ家の皇室関係は、16世紀中盤の最初の接触から始まり、同盟関係、婚姻、二つの世界大戦を通して、親族的に、政治的に、外交的に、そして芸術的にイギリスとその皇室に深く関わっています

 

ロマノフ家

ロマノフ家は、1613年から1917年までロシアに君臨したロシアの歴史上最後の王朝、ロマノフ朝(ロマノフちょう)の王家です。

ロマノフ朝は、1613年にロマノフ家のミハイル・ロマノフが、ロシア・ツァーリ国のツァーリに即位して成立し、その後1721年にピョートル1世がインペラトールを名乗り体制をロシア帝国に改め西欧化を推進し、1917年にロシア革命で滅亡しました。(参考: Wikipedia)

ロマノフ家

(出典: Wikipedia)

 

英国皇室とロマノフ王家の関係

イギリス皇室とロシアのロマノフ王家とは深い関係があり、ロマノフ朝第14代にして最後のロシア皇帝、ニコライ二世 (1868年~1918年) の妻で皇后の、アレクサンドラ・フョードロヴナは、イギリスのヴィクトリア女王の孫娘にあたり、6歳から12歳までの間、祖母ヴィクトリア女王に育てられていました

アレクサンドラ・フョードロヴナ

(出典: Wikipedia)

このような関係性は現在でも続いており、現在のイギリス女王、エリザベス二世の夫である、エディンバラ公フィリップ王配は、父のアンドルー王子を通じ、最後のロシア皇后、アレクサンドラ・フョードロヴナの兄弟の甥にあたり、母のアリス・オブ・バッテンバーグを通じ、ロシア王室の従兄弟となっています。

これにより、エディンバラ公フィリップ王配の子及び、今年5月に結婚したことで知られるヘンリー王子を始めとした孫も、ロシアのロマノフ王家と関係性があることになります。




「ロシア展覧会」英国皇室との歴史

クイーン美術館

ロシア展覧会は、バッキンガム宮殿内西側に位置する、クイーン美術館という場所で行われています。

クイーン美術館では、ロイヤルコレクションという団体の芸術品の展示が行なわれています。

ちなみにロイヤルコレクションが所有数する芸術的は、王や女王が所有するもので、「芸術品は個人に所有されるよりは国のため」の信念を持つ団体です。

ロイヤルコレクション

・ホームページ: https://www.rct.uk/

 

「ロシア」展覧会

ニコライ2世に納められたイースター・エッグ、「ファベルジェの卵」を始め、絵画、宝石、手紙、ブローチ、当時のロシア地図など、300近い展示品を通して、ロマノフ王家とイギリス皇室の繋がりに触れることができます。

展示会の様子

 

 

 

ロジャー・フェントンのクリミア戦争写真展

ロシア展覧会の同チケットにて、同時開催されているロジャー・フェントンのクリミア戦争写真展を閲覧することができます。

ロジャー・フェントン(1819年-1869年)はイギリス人写真家で、戦争写真家というジャンルを確立したと言われる、写真家の草分け的人物です。

クイーン美術館では、フェントンが1855年にイギリス政府からの「公認」の写真家として、クリミアに送り込まれ撮影した、クリミア戦争の写真が展示されています。

クリミア戦争は、1853年~1856年の間に、聖地管理権を巡ってロシアとオスマン帝国 (トルコ)が対立したことから始まり、フランスとイギリスがオスマン帝国を支援したことから、実質はロシア軍対フランス・イギリスの連合軍のとの戦いとなり、ロシアがフランス、イギリス、オスマン帝国の連合軍に敗れた戦争です。

ロジャー・フェントン

当時、高級紙タイムズはイギリス軍の苦戦を伝えており、フェントンは国民の支持を得にくくなっている戦争の、前向きな印象を与えるようにと政府から依頼され派遣されました。

死者、不具者、病気の者は撮影しないようにとも政府から指示され、フェントンは、戦争を「男性によって構成される集団の威厳のある遠征」として撮影しました。

戦争に批判的でない月刊誌イラストレイテッド・ロンドン・ニュースに写真を(銅版画のかたちで)掲載したり、写真展を開催したりしました。

今回の展示会は、フェントンの写真に焦点が置かれたものとしては、初の展示会となっています。

 

「ロシア展覧会」のチケット

チケットの値段は以下のようになっています。

  • 大人 (18歳~60歳) : 12ポンド
  • 61歳以上: 10ポンド80ペンス
  • 17歳以下: 6ポンド
  • 学生 (証明できる身分証の提示が必要): 10ポンド
  • 身体障害者: 6ポンド
  • 5歳以下: 無料
  • 家族チケット(2人の大人、17歳以下の子供3人) : 30ポンド

またホームページからチケットを予約することができます。

チケット予約後、予約票がメールで送られて来ますので、それをプリントアウトし当日係員に提示して入場する流れとなります。

・ホームページでのチケット予約はこちらから

 

クイーン美術館へのアクセス

クイーン美術館への公共の交通機関を利用してのアクセスは、以下の通りです。

地下鉄で

・Victoria駅、Green Park駅、 St. James’s Park駅、Hyde Park Cornerからそれぞれ約徒歩10分

 

バスで

・番号11、 211、 C1 、 C10のバスにてバッキンガム・パレス・ロードにて下車

 

クイーン美術館住所

・Buckingham Palace, London, SW1A 1AA

 

 

最後に

今回の展覧会では、保存状態の良い、数百年前の展示品を通して、イギリス皇室とロシア王室の、歴史的な交流を知ることができます。

ロシア展覧会は、2019年4月28日まで開催されていますので、ロンドンを訪れる際にはぜひオススメの場所です!

それではまた!





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