人と会話や食事ができない…? 「社会不安障害 (SAD) 」の話

こんにちは Ronin です!

人の性格は多種多様ですが、大きく分けて「外向的」「内向的」に分かれると思います。

一般的には就職、転職に関連した状況においては、人見知りせず、会社内で他者とすぐに打ち解け仕事を協力して行っていける、という人材が求められることが大半であるため、外向的である性格の人が有利である場合が圧倒的です。

そして、初めて人に会う時、会議に出席する時、または異性と話すときに極度に緊張して、どうしようもない大きなストレスを感じてしまう…という場合は、単なる内向的を超え、社会不安障害 (英名: SAD ) 」という障害である可能性があります。

そこで今回は、社会不安障害についてお話してみたいと思います!




社会不安障害とは?

社会不安障害 (英名: Social anxiety disorder, SAD )  は、人と接するなどの社会生活の場面において、緊張を覚えたり、不快な気持ちになるという症状が生じる障害です。

例えば、初めて誰かに会う場合に緊張して何も言えなくてなってしまったり、プレゼンテーションを行う際に失敗し恥をかくことを怖れ、手の汗が止まらなくなってしまったり…という症状です。

社会不安障害である場合、たわいもない会話をしたり、他者と目を合わせるというような、できて「普通」と言われるようなことに大きなストレスとなってしまい、それらを避けようとする傾向があります。

そのため、社会生活、特に就職、仕事の場面で、支障をきたしてしまいます。

社会不安障害の症状が現れる場面は、人によってそれぞれ異なると言えますが、以下のような状況下で障害が現れる傾向があります。

  • 初対面の人との会話
  • 大勢の人の前での発言
  • 異性とのデート
  • 人と目を合わせること
  • (人のいる) 部屋に入って行くこと
  • 公共のトイレを使うこと
  • パーティーへの参加
  • 他者との会食
  • 学校や会社に行くこと
  • 会話を始めること

(参考: WebMD “What Is Social Anxiety Disorder?” )

 

社会不安障害の原因

社会不安障害の原因

社会不安障害の原因の一つとして遺伝的要因が考えられ、家族にこの障害を持った者がいる場合、その他の家族も社会不安障害を持ってしまうというリスクがあります。

また、社会不安障害の症状は13歳頃から現れ始めると言われていますが、虐待、いじめ、からかい等の経験をしたり、抑圧的な両親を持つことで、発症するという可能性があるようです。

 

社会不安障害によって生じる弊害

社会不安障害である場合、社会生活を送る際や、人間関係において、様々な弊害が生じてしまいます。

社会不安障害で生じる弊害
  • 自尊心の低下
  • ネガティブな思考
  • うつ
  • 批判へ敏感になる
  • 社交性を改善できない

(参考: WebMD “What Is Social Anxiety Disorder?” )




「社会不適合者」の僕

社会不安障害である場合、会社や学校へ行って周囲の人と打ち解け人間観関係を構築する…という、他の人が普通に行うことができることがスムーズにできない場合が多く、そのため「社会不適合者」というレッテルを張られてしまうことが多いです。

僕自身もこのいわゆる社会不適合者と言え、社会生活を送る上で不自由なことがたくさんあります。

僕の社会不安障害の症状が主に出る状況は以下のようなものです。

 

初対面、もしくは数回会っただけの人と会うと戸惑う

僕は極度の人見知りです。

初対面だったり、数回しか会ったことの無い相手と会わなければならない場合、非常に緊張しますし、どのように振る舞えば良いか分からなく、挙動不審になったり、チグハグな内容の話をしてしまうことが多々あります。

特に10代、20代の時は、人と話していて自然に「笑う」ということができず、会話を上手く続けることができませんでした。

生活を行っていくために社会で揉まれていくうちに、ある程度親しくない人たちと話す時でも会話をし、関係を築き上げていくことができるようになってきましたが、それでも他の人が普通にできるレベルとは異なります。

 

会食が恐い

会食恐怖症とも呼ばれますが、僕は他者、特にグループで一緒に食事をするという状況で、大きな不安を抱えてしまう傾向にあります。

親しく無い人たちとであればもちろんですが、親しい人とで会っても、向かい合って食事をして会話をしなければならないという状況が苦手で、想像するだけでも不安になってしまうほど深刻な時があります。

「詰まらない話をしてしらけさせたらどうしよう…」「上手く笑えなかったらどうしよう…」というものから、「スムーズに食事できなかったらどうしよう…」というようなことまで想像して不安になってしまいます。

特に現在住んでいるイギリスでは、食事の種類やマナーも違いますし、言葉も違うために、上記のような不安が一層強く、それによって、余計に人と気軽に食事に出かけたりすることができなく、一層の孤独感、孤立感を感じることが多いです

また、同様の理由から海外で特に良くある「パーティー」というものが苦手で恐怖でしかありません。




会議で異常に緊張する

基本的に人前で発言することは不安で仕方がありません。

スピーチやプレゼンで緊張する…というのは、多くの人が感じるごく普通のことであると思うのですが、僕の場合は通常のレベルを超えていて、例えば、会議で自分が発言しなければならないかどうかに関わらず、その場所にいるだけでも緊張し、汗が出たり、パニックを起こしそうになることがあります。

以前勤めていた台湾の会社に入社したばかりの時に、上司に連れられて取引先での上司のプレゼンテーションを見学した時があります。

数百人の前で堂々とプレゼンする上司をその会場の隅で見ていたのですが、見ているだけにも拘らず緊張して来て、それを見ていた上司から「何であんたが緊張してる?」と聞かれたことがあります。

僕にとっては、そのような場にいて雰囲気を感じることが既に恐怖でした。

これに関しては、僕の HSP の部分も関係している可能性が大きいと言えます。

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19/04/2019

 

社に長時間いることが辛い

僕にとっては、会社のデスクで、周囲に人がいる状況下で長時間その場に居続けることは簡単なことではありません。

人が周りにいるという状況では緊張することが多く、また他の社員同士がたわいもない雑談を始めた場合など、その会話に自分が入っていけない場合が多く、孤立感を覚えることが多いです。

僕の中ではこれは決して「甘え」では無く、その状況にいること自体が大きなストレスで、続けることが困難であるというものです。

 

最後に:「対人恐怖症…?」

社会不安障害である場合、人と話す際に「自分がおかしなことを言ったり、変な行動をとって場の雰囲気を悪くしたらどうしよう…」と思ったり、「失敗して人から笑われたらどうしよう…」と不安になったりすることがあり、ある意味「対人恐怖症」と深く関わっていると言えます。

内気だったり、内向的な性格…という本質的な部分は中々変えられませんし、僕個人の考えではそれを無理に変える必要は無いと思っています。

画家、小説家、彫刻家、ミュージシャンなどの芸術的なものを作り出す人たちが、誰とでも打ち解けてワイワイパーティーをすることが好きな人ばかりと言えば、そうでは無い人の割合の方が多いと思います。

引っ込み思案だったり、内気、内向的であるがゆえに、深い自己の世界を探求していくことが出来ると言えます。

それらのアーティストは、「自分の内なる世界」を小説や絵画という媒体を通して表現し、「社会」と繋がっているのだと思います。

どの程度「社会」と関わっていくか、そして「自己」を深く探求していくかというのは、個人差がありますが、その丁度良いバランスを見つけて行くのも、ある意味人生の課題の一つなのかもしれません。

そして、そのバランスを見つけて「社会」と繋がるためには、社会不安障害の人は、ある程度の壁を乗り越えなければならないという宿命を持っている…と感じています。

それではまた!




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