ストレスはデスボイスと共に… イギリスで大人気?「アグレッシブ烈子」

こんにちは Ronin です!

子供から大人まで世代を超えて人気のキャラクター「ハローキティ」と言えば、サンリオのキャラクターですが、そのサンリオから生み出された異端のキャラクターがイギリスを始め海外で人気のようです。

その名も「アグレッシブ烈子」

レッサーパンダの烈子が海外で人気なのは、どうやら理由がありそうです。

そこで今回は海外で人気のアグレッシブ烈子についてお話ししたいと思います!




「アグレッシブ烈子」概要

アグレッシブ烈子 (英名: Aggretsuko) は、丸の内にある一流会社の経理部に勤務する、レッサーパンダの25歳の独身OLで、2015年にサンリオが、サラリーマンをテーマとし、大人向け新キャラクターの開発を目的として開催した、「キャラリーマン総選挙」で8位に入賞したキャラクターです。

普段のアグレッシブ烈子

(出典元: Netflix )

烈子は、無茶な仕事を押し付けてくる上司や自分勝手な同僚に振り回される現実と、憧れの会社で華のOL生活を送りたい願望のギャップに苦悩する日々を過ごしていて、温厚な性格から、上司が理不尽な言動をしてきても言い返すことができません。 (参考: ウイキペディア “アグレッシブ烈子”)

そして、その怒りが頂点に達した際は、「デスメタル」を歌ってストレスを発散します…(笑)

デスメタルを歌う烈子

(出典元: Netflix )

アグレッシブ烈子の声優さんは、kaolipさんという方で、本業は声優では無くウェブアニメーターをされているようです。

そして、烈子のデスボイス時の声優さんは、同アニメの監督で、kaolipさんの旦那さんでもある、ラレコさんという方が担当されているようです。

ウェブアニメーターのご夫婦で烈子の二面性を表現されているということで、とてもユニークですよね。

僕は、個人的にヘビーメタル、デスメタル等のジャンルの音楽を良く聞きますが、烈子のデスボイスのクオリティはかなり高いので、本業がアニメーターの方がデスボイスを担当したと知った時はとても驚きました… (笑)

 

メタルレッサーパンダの「Aggretsuko」海外での人気

アグレッシブ烈子は2016年4月2日から2018年3月31日までTBS系「王様のブランチ」内のコーナーアニメとして放送されていましたが、2018年4月20日より海外名「Aggretsuko」としてNetflixにて全世界配信となりました。

海外版予告

Netflixでの配信開始後「Aggretsuko」は瞬く間に海外で話題となり、人気が沸騰しました。

2018年10月現在で、海外版 Aggretsuko の公式ツイッターのフォロワーは、3万人を超えています (日本語公式ツイッターのフォロワーは1万9千人) 。

海外版のツイート

日本では、アグレッシブ烈子は主に20代から30代の働く女性を中心に人気を得ています。

これは職場にて、女性社員に対してのパワハラやセクハラを始めとした嫌がらせだったり、無理な残業等、過酷な労働環境で溜まったストレスを抱えた人たちが、自分たちの代わりに烈子がデスボイスで鬱憤を吐き出すのをみて、共感しスッキリする…というものであるというのが大きいと思います。

僕の住むイギリスやヨーロッパ圏では、長時間労働を強いる労働環境は一般的に言って少ないですし、日本でもまだ顕在するような、「お茶は女性が運ぶもの」、「ビールは女性が注ぐもの」などの考え方は、「Sexism (性差別)」と呼ばれるものとなり、例えばイギリスの法律でも性差別は法律に違反するものと定められています。

しかしながら、職場でのストレスというのはどこの国でもあることなので、日本の人たちと同様に、見ている海外の人たちも烈子が代わりにストレスを発散してくれるのを見て、スキっとするのがたまらないのかもしれませんね。

 

海外では「本音と建て前」が無い…??

日本の社会では、礼儀を重んじることはとても重要視されていて、これは多くの海外の人たちを日本が魅了する要因の一つと言ってもよいほど、日本が誇る文化の一つです。

海外に出ると、日本のような礼儀正しさに出くわす機会は珍しいので、より日本人のマナーや礼儀正しさを感じることができます。

 

しかしながら、その反面、会社等の公共の場において、怒りや苛立ちを表すことは日本の社会ではあまりないことですし (ストレスの溜まった人が駅とかで叫んでることがたまにありますが…)、特に職場ではストレスを受けても表に出さず、文句を言わず仕事に取り込む姿勢が求められます。

もちろん海外であっても、愚痴などを言わず仕事をする姿勢は大切なのですが、不満がある時は、直接上司に言ったり、同僚に相談するなどして改善を試みる人たちが比較的多いです

例えば僕は台湾で数年就職をしていましたが、女性の社会進出が進んでいる台湾では、職場でしっかり自分の意見を言う女性がほとんどだと感じられました。実際に僕の上司も女性でしたし、何か問題があるとお互いにしっかり言い合うという関係でした。

これには、台湾女性は負けん気が強い…というのも関係しているのかもしれませんが…(笑)

台湾恋愛観 -女性性格編-

2018.09.12

また日本社会では、女性は「可愛らしく」とか、「女性らしく」しなければいけないというような、典型的な日本女性のイメージから生じる、社会からのプレッシャーも関係し、一般的に言うと、日本ではどうしても女性は自分の意見が言えず、ストレスをため込んでしまう…という流れになっているのかもしれません。

表では礼儀正しさと大人しさが求められる反面、内側ではストレスや不満が蓄積されていく…

このようなメカニズムで、日本人は「本音と建て前」を使い分けるのかもしれません。

海外でも、本人がいないところでその人の悪口を言ったりすることは起こりえるのですが、日本のような、表で見せている「建て前」の顔と、裏の「本音」の顔が極端に違うような文化はありません。

 

最後に: 日本の【二面性】が世界を魅了する

2018年度のサンリオのキャラクターランキングでは、アグレッシブ烈子は20位と、残念なことに10位以内にも入ることができませんでした (一位は「シナモロール」 )。

しかし、僕の住むイギリスでは同ランキングで「一位」を獲得しています

イギリスでのランキング結果

(出典: Sanrio キャラクター大将2018 ”海外順位” )

その他にも、ブラジルで2位、イタリアで2位、フランスで2位、ドイツで2位、アラブ首長国連邦で2位を取得しています。

そして、ブラジル、イタリア、フランス、ドイツでは日本が世界に誇るロックバンド、X JAPAN のリーダー「Yoshiki」さんがモデルとなった、「Yoshikitty」が一位となっています。ちなみに、Yoshikitty は日本でも3位を獲得していて、国外、国内を問わず人気があります。

X JAPAN と言えば、「ビジュアル系」と言われるバンドの代表ですね。

ビジュアル系バンドは、メイクを施し、綺麗な外見をした人たちが、激しいバードロックやメタルの音楽を奏でる…というものです。

そして、ブラジル、イタリア、フランス、ドイツは、日本の「ビジュアル系」バンドのファンが多い国としても知られています。

烈子やビジュアル系バンドのように、日本文化が持つ外見とのギャップ=「二面性」は、海外の人たちをより魅了するのだと思います。

ストレスが溜まった時は、烈子のようにカラオケでメタルを歌うのも悪くないですね!

それではまた!





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